国際ロータリー
ロータリージャパン

ロータリーとは

ロータリーの誕生とその成長

 

西暦1905年、その頃経済恐慌で人の心の荒れすさんでいたアメリカ社会、特にシカゴの状態を憂えた青年弁護士ポール・P・ハリスが、奉仕の精神によって人の和をはかることこそ、よりよい社会をつくりだす道であると考え、3人の友人と語らって2月23日、この理想を広く人々に呼びかけようと、第1回の会合をひらいたのが、ロータリークラブの誕生であります。

 

ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に、集会を各自の事務所で開いたことから名付けられました。この理想は着実に成長し、現在163の国家および地域にひろめられ、クラブ数29,626、会員数1,180,550名(2001.5.19RI公式発表)に達しています。これらクラブをメンバーとして国際ロータリーが構成されています。

 

国際ロータリーの最近の主要事業としては、地球上からポリオその他の伝染病をなくすため、約3億7,800万ドルを拠金、全世界の児童の予防接種を進めていることがあげられます。またロータリー財団を設けて、世界有数の国際奨学金事業を実施しています。

 

ロータリーの目的

 

社会生活における人間の幸福は、他人への思いやりと助け合いにあるとするロータリーでは、国際奉仕・社会奉仕・職業奉仕・クラブ奉仕の4部門を設け各自の職業を通じて奉仕の理想を推進することを目的としており、そのためには、

 

・広く知己を求めて奉仕の機会を多く持つ。

・各自の職業に誇りをもってその道徳的水準を高める。

・公私の区別なく奉仕の理想を追求する。

・国際的にも理解と友情を広めかつ深める。

 

という四つの道をひらき、そして各自の行動を四つのテストに照らして反省につとめるものである。

 

ロータリークラブの標語

 

ロータリーのモットーとして知られる上記の標語は、前者は1911年ポートランド大会で、シカゴのA.F.Sheldonが初めて使用し、後者はミネアポリス・ロータリークラブの初代会長のFrank.B.Collinが提唱し、その後1950年のデトロイト大会でロータリーの正式標語として指定するとの決議がなされた。

 

四つのテスト

 

言行はこれに照らしてから

 

1.真実かどうか

2.みんなに公平か

3.好意と友情を深めるか

4.みんなのためになるかどうか

 

H.J.Taylor氏(1954年度RI会長)の発案になるもの、1932年同氏が破産に瀕するクラブ・アルミニウム会社を引受け、その再起の為に発案した経営方針である。
この指針は非常な成功を納めたが、これは単に会社経営の指針としてばかりでなく人生一般 の指針とすべきであるというので、ロータリーの間でも広く行き渡り、1954年その版権を国際ロータリーに譲渡した。